2003年09月30日

PENTHOUSEが加藤あい酷似の盗撮動画を付録発行

ついにぶんか社がやってしまった。人気アイドル
の加藤あいさんに酷似している女性が映った温泉
盗撮動画が、一部ネット上で販売され、物議を
醸しだしていたが、約12分間に及ぶその動画
すべてが、今日発売の「ペントハウスジャパン」(ぶんか社)の特別付録
CD-ROMに「加藤i流出映像ノーカット版」として収録されている…




第一発見者は、おなじみジャーナリストのken氏。昨晩、コンビニに
立ち寄った際、偶然このPENTHOUSEを見つけ、即刻購入した。価格は
通常680円のところ、特別定価で980円だった。

これまでは、話題になりつつも、販売していたWebサイトがクローズ
したり、地下ルートでしか購入できなかったりと、入手しにくい状況
だった。

価格も、ネット販売では2万円と高額。一部秋葉原などでコピーROMが
8000円や5000円で売られていたという情報もある。

しかし今回、ぶんか社が誰でも購入できる形態で、しかも980円という
非常に安価な値段で、問題のCD-ROMを流通させたことで、一連の騒動
が再燃することは間違いない。

加藤あいさんの事務所が「問題の動画に映る女性は別人」と否定して
いることや、盗撮し販売した業者が表に出てくることは決してないこと
から、ぶんか社は「法的措置をとられる可能性は低い」と判断したの
だろう。

しかし、特別付録には「加藤i流出映像ノーカット版」とある。件の
女性が加藤あいさんに酷似していることは周知の事実といって良い
ほど週刊誌等の報道により広く知れ渡っており、さらに「加藤i」と
加藤あいさんを連想させるような表現をしていることから、例え、
事務所側が「本人でない」と否定しても、「本人であるかのような
表現で本人の名誉を傷つけた」と名誉毀損裁判に訴える可能性がある。

現時点では、ネット掲示板や報道等で騒ぎになってはいないようだ。
今後の動向を見守りたい。





2003年09月27日

朝日新聞、内部リークでスクープ(笑)

朝日新聞が、経産省からの出向者を含むジェトロ幹部ら4人が香港企業
から未公開株を取得し高利配当も受け取っていたというスクープをとった。

でも、未公開株の取得者には朝日の社員もいたというから、おもしろい…



27日付けの朝日新聞によると


経済産業省所管の特殊法人「日本貿易振興会(JETRO)」(渡辺修理事長)
香港センターにいた経産省とJETRO職員計4人が、中国・深セン市で日本の
中小企業向けに賃貸工業団地を経営する「日技城製造廠」(日本名・テクノセンター
本社・香港、石井次郎代表幹事ら)から未公開株を取得していたことが分かった。
4人は高利回りの配当金も受け取っていた。JETROは内部調査を始めており、
現職の2人について懲戒処分する方針だ。


という。


この記事のなかで「朝日新聞・週刊朝日の取材チームの調べでわかった」とか
言って、スクープに自慢げだ。


でも、最後の最後のほうに、こんな記述がある。


「テクノセンターには個人、法人合わせ約280の株主がおり、金融機関など
広範囲に株を譲渡していた。その中にはマスコミ関係者も含まれており、日経
BP社の取締役が編集委員当時に、朝日新聞社の電子電波メディア本部員が
経済部員時代に取得していた 」


おいおい。さらっと書きやがって(笑)。


朝日と日経BPの社員の実名だしたれや。




2003年09月26日

無事帰国です。事故の真相です。

一時はどうなるかと思ったモルディブ旅行も無事にあっという間に
終わってしまい、つまらない日常に引き戻されました。

とりあえず、救急車で運ばれた事件の真相を書いてみます…



それはチャリで近所のドンキに旅行関連の買い出しに行こうと疾走
しているときに起きました。


ファミレスのロイヤルホストの前にさしかかったときです。

地下駐車場からニョキっと乗用車が飛び出てきました。



ものすごい、びびりました。

とっさに急ブレーキをかけます。ボクのチャリはルイガノのトレッ
キング・バイクなので、それなりの高性能を見せます。

しかし。停止まであと寸でのところで、緩やかにチャリの前輪が
乗用車の前部に接触。


ぼくは宙を舞いました。


舞っている間は、実際には1秒程度だと思いますが、20秒は飛んで
いるような感覚。いろんなことを考えました。


まず、


「うっわ、最悪。モルに行けない・・・」


そして、


「同行者、怒るだろーなー」


そして、


「とりあえず頭打つな。手を犠牲にしろ!」


だが、


「やべぇ、手で支え切れねぇ。頭行くぞ。クビ上げろ。顔から着地だ!」


そうこうして、右顔面から見事に着地です。ものすごい痛かったです。
瞬時にして脳内麻薬が抽出しているのが分かります。たいへんです。

でも、意識はあります。なんとなく、出血とか、骨がはみ出るとか、そう
いう外傷っぽいのもありません。だから、そんなに心配はしませんでした。


クルマからおじいちゃんが出てきました。


「大丈夫ですか。ごめんなさい。ごめんなさい。救急車呼びますか?」


とってもか細い声で、とってもガクガクブルブル震えながら、声をかけて
きます。救急車とか乗ったら、検査だ何だかんだで最低でも4時間はつぶれ
そうです。旅行前のこの時間は辛いです。それに、なんとなく大げさです。
大丈夫そうです。


しかし。


ボクは大学時代の事故を思い出します。


大学時代、信号で右折待ちのため停車していたボクらのクルマに、居眠りの
クルマが突っ込んで来ました。ボクらのクルマはスピンスピン。でも、3人
ともピンピンしてました。

しばらくして警察が来ます。


「どう?調子は?どっか痛い?救急車呼ぶ?あのねぇ、こういうときは後から
痛いって言っても救急車呼んどかないと人身事故にならんから、とりあえず
呼んどいた方がいいんだよ。どうする?」


どうするって、そんなこと言われれば、呼んでもらうしかありません。だから
呼んでもらいました。ピーポーピーポー言いながら来ちゃいます。とても目立ち
ます。




ピンピンしてるだけに、とっても恥ずかしいです。



3人でずらずら並びながら自力で乗車します。寝るべき担架に3人並んで座り
ます。それで、またピーポー言いながら、赤信号無視で突っ切ります。病院に
ついたら、看護婦と医師がわざわざ出迎えてくれてます。




ピンピンしてるだけに、救急車から降りたくありません。



こんな経験があったため、とっても迷いましたが、あのときよりは、重傷っぽい
です。自力乗車も微妙なくらい、手首とか顔とか足がズキズキしてます。そんな
ことを、地面にうずくまりながら、考えていました。


ところが。遠くのほうから何やら穏やかじゃないセリフが耳に入ります。
それは、事故ったクルマの助手席にいた人で、おじいちゃんの娘と思わ
しきばばぁの声でした。






「この人が勝手に飛んできたのよぉ!

あたしたち悪くないわぁ。救急車なんか呼ぶ必要ないって。
大丈夫そうじゃない、この人」





ばばぁ・・・


結局、救急車を呼んでくれたのは、見かねたロイホの店員の方でした。
しかし、こうした場合、救急車よりもパトカーが大事です。事故証明を
ちゃんとつくり、且つ、検証をしてもらわなきゃです。


ロイホの店員がばばぁに語りかけます。

「警察は呼びました?」

ばばぁは言います。

「だって、この人が勝手に飛んできたのよ〜。警察なんて呼ぶ必要ない
わよ〜」


また見かねたロイホの店員が警察を呼んでくれました。




おまえら、明らかに道路交通法違反じゃね〜か・・・


道路交通法 第72条には負傷者救護義務警察への報告義務があります。


まぁ、そんなこんなで、三宿病院に運ばれ、担架のまま、CTスキャンと
レントゲンを撮りに病院内を回り、右手首捻挫、足首捻挫、むち打ちと
いう診察がくだって、おうちに帰りました。骨折とかなくて、ホント、
よかったです。


でも、特に右手首負傷の影響が大きかったです。ドアノブすら、片手で
操作できないほどです。モルディブではまともに右手がつかえず、不自由
しました。いまもキーボードを打つと、若干の痛みが走ります。


てゆーか、書いてて、腹たってきました。




ばばぁたちの道交法違反、警察にちくっていいですか?





2003年09月25日

【寄稿】Noと言える宝島社、慎太郎東京に完敗!

宝島社が東京都を相手取り訴訟したあの裁判の判決が今日出た。
わざわざ傍聴してきたken氏のレポをお届けする。

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「朝鮮総聯の大罪」「心はつかめる! 『幸福の法則』マーケティング」
「 別冊宝島891 決定版!! にがり健康パワー 」といった素敵な
出版物で、ワクワクドキドキを我々に与えてくれる有名出版社の宝島社が、
何と石原・三男も衆議院に出馬します・慎太郎知事の率いる東京都に
負けてしまった。

実は宝島社は、2000年に同社の出版する「DOS/V USER」と「遊ぶインター
ネット」という二つの雑誌を、東京都に不健全図書に指定されている。
しかも、3回連続である。何度も不健全図書に指定されると、それまでの
ように店頭で自由に雑誌を販売するのが難しくなる。らしい。

何が理由だったのかは分からないが、宝島社は、東京都を相手に「DOS/V
USER」と「遊ぶインターネット」の不健全図書指定の取り消しを求めた
裁判を東京地裁に起こしていた。態度でNoを示したわけだ。

今日、この裁判の判決があったのである。Noと言い続けてきた宝島は、
裁判では東京都に負けてしまった。全面敗訴である。

宝島社はNoと言い続けるだけでなく、「Noと言える宝島社 でたらめな
不健全図書指定に、異議あり!
」というタイトルを付けて、自社のWeb
サイトで裁判の経過を公表してきた。

第一回審理「門前払いにすべき」から始まり、第二回審理「逃げ口上」、
第三回審理「つくられた証拠」、第四回審理「行われなかった審議?」、
第五回審理「そして提出された都の公式見解」、第六回審理「黒く塗り
つぶされた議事録」、第七回審理「呆れた嘘」、第八回審理「決戦の
とき来たり」、第九回審理「都から出された陳述書」、第十回・第十一回
審理「宙に浮いた法律」、第十二回審理「浮かびはじめた真実」、第十三
回審理「独裁者」、第十四回審理「反撃の予兆」、第十五回審理「食い
違った証言」、第十六回審理「無限ループ」、第十七回審理「逃げ切り
戦術」、第十八回審理「結審」まで。

敗訴してしまったが、実際の審理の状況を説明するために、まるで法廷
小説のようなタイトルを付けるそのセンスに、宝島社の出版社魂を感じる
のは自分だけではないと思うkenである。

ちなみに、宝島社の代理人などは本日の判決を欠席していた。今回の敗訴
を予想していたものと思われる。




2003年09月14日

救急車で運ばれました…

残暑厳しい土曜日の午後1時。osamuraiは救急車で三宿病院に
運ばれました…



旅行記的な爽やかなネタも取り上げようと思い、モルディブへの
取材旅行を目前に控えた土曜日、なんとosamuraiは交通事故に
遭いますた。




出発の前々日に、よもや、救急車に乗るとは。。。


もちろん、osamuraiは「コーアン委員会との戦い」にあるように、
免許がありませんので、車ではありません。



事故ると分かりますが、車の前ではものすごい非力なチャリ
乗ってました。


なんとか、出発はできそうです。


とりあえず、行ってきます。


詳細は帰国後に。



あああああぁ。



2003年09月13日

【寄稿】北朝鮮工作船を見た

海上保安庁と銃撃戦を繰り返した末、自爆沈没した北朝鮮工作船が
お台場で一般公開されている。工作船見学者数は、osamurai.comの
来場者数が1万を超えてから約1カ月後の9月12日、osamuraiの
100倍、100万人を超えた。

そこでosamuraiはジャーナリストのken氏に、現場取材と原稿執筆
を依頼した!届いたので、さっそくお届けする。

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OSAMURAIからの依頼を受けて、9月のとある日に話題の北朝鮮工作船
を見てきた。場所は東京・台場の船の科学館、9月30日までの限定
公開だ。

「ゆりかもめ」の駅を降りて船の科学館にたどり着く。ビルの中には
工作船の見学者はこちらへ、との矢印が示してある。示された通りに
歩いていくと、人が並んでいる。

一列5人の横並びで10分ほども並んだであろうか、とうとう話題の工作船
とご対面である。全長は40メートル程か、意外と大きい。

あまりゆっくりと工作船を眺める時間はなかった。立ち止まって工作船
を見るわけにはいかないからだ。拡声器の声で「止まらないでください」
と促される。見学者は、工作船を一周する形で進んで終わりである。


進み出すと、まず目に入るのは甲板上に設置できる双発の機関銃。
甲板から取り外して地面に置いてある。弾が当たると確実に体が
二つに分かれそうな迫力である。

次に、工作船の観音開きの後部トビラの奥に隠してあったという
白い小型船の横を通って船首を回る。船首を超えた側には階段が
設けており、工作船の甲板部分を見ることができる。

工作船の錆びた外壁には、銃撃戦で生まれたいくつもの弾痕。「ああ、
この船は撃ち合いの末に沈んだんだ」、と再認識させられる。


再度、階段を下りると観音開きのトビラを開いた工作船の後部を
見ることができる。そばにある白いユリの花が厳粛なイメージを
感じさせる。

工作船を自爆させて海に消えた北朝鮮の若者に捧げられたものだ。
これだけを見て、工作船の見学は終了。時間にして5分以下という
ところか。

運が良ければ白髪のおっちゃん(海上保安庁OB?)がいろいろ説明
してくれる。船の壊れ方とか大砲についてとか、工作活動の一端に
ついてとか。知りたい人は聞いてみてください。


工作船関連の展示はもう一つある。船の科学館にある要諦丸という
船内部にある第二会場というのがそうだ。工作船の実態が分かるのは
こっちだろう。

第二会場には、工作船と同時に引き揚げられた銃器や通信機器、水中
服、金日成バッチなどが展示してある。数丁の自動小銃のほか、無反
動砲、ロケットランチャーを実弾とともに見ることもできる。


さらには、007に出てくるような水中スクーター、偽装のために日本語
を書き込んだ浮き輪とか漁具なんかも展示してある。

となりで展示を見ていたおばちゃんによれば「これで人を拉致したん
だろうね」という大型のゴムボートもあります。そんなに気楽に拉致
とか言っていいのか、おばちゃん。


ま、工作船というかスパイ船、一番ピッタリくるのは小型偽装戦闘艇
ですかね、あれは。

なんで競艇の収益を社会に還元していらっしゃる日本財団の助成事業
なのかは分かんないけど、いろいろなことを考えされられる展示です。
実際、工作船を見て「世界は一家、人類は皆兄弟」(←古いですか?)
とは、とても思えなかった。


9月12日現在、累計の見学者数は100万人を超えている。それだけの
価値はある。残る展示期間は短い。東京近辺に住んでいるOSAMURAI
ウォッチャーなら一度は見に行くべき、と強くお勧めする。


ところでkenが工作船を見に出かけた日、同じ船の科学館のプールでは、
水着姿のレースクイーンのモ写真撮影会が開催されていた。真っ昼間
からフラッシュ炊いて水着の女を撮りまくってんだよー。

自爆して死んだ北朝鮮の若者に、ユリを手向けたすぐそばで、カメラ
小僧&カメラ親爺たちが股間を抜いていた。そんな平和な日本の日常を
目の当たりにして、何が何だか分からない気持ちになったkenである。




2003年09月12日

ボーリング・フォー・コロンバインとニッポン(2)

今回は「ボーリング・フォー・コロンバイン」のレビュー第2回目、
完結編である。ちなみに、第1回目を読んでいない方は、さきに、
ボーリング・フォー・コロンバインとニッポン(1)」を読んで
から、完結編を読んでください…

マイケル・ムーア監督がこのドキュメンタリー映画を通じて言いた
かったこと。それは、

「高校生が無差別に同級生を殺したり、6歳の子供が銃を手に取った
り、年間1万人以上も銃で殺されるような腐ったアメリカ社会を
つくったのは、マリリン・マンソンのバイオレンス・ロックでもなく、
教育でもなく、根本的には憲法で保証された銃所持の権利でもない。

アメリカ市民に執拗に銃を持たせ、銃を撃たせるもの、それは恐怖
にほかならない」

ということだ。ムーアのメッセージは、至極まっとうなものである。
osamuraiはロジカルなメッセージの伝え方と、その内容に感心した

これが、最初の感想である。


コロンバイン高校での惨劇のあとアメリカのマスコミは、日本のワイド
ショーよろしく、こぞって何が高校生を凶行に導いたのか、勝手な分析
を始めた。

その主流となったのが、バイオレンスにうったえるエンターテイメント
の影響だ。標的となったのが、暴力シーンのオンパレードのハリウッド
映画、そして、ロックである。

ロックのなかでも、かっこうの標的となったのが、マリリン・マンソン
である。というのも、銃をぶっ放した犯罪者、エリックたちが愛聴して
いたのが、マリリン・マンソンだったからだ。このバッシングをうけて、
コロンバインに近いデンバーでのマリリン・マンソンのライブは、中止
に追い込まれた。

ムーア監督は、そのマンソンにも、直撃取材を試みる。そこで、ムーア
監督は、メッセージの糸口をつかむことになる。

マンソンは、「みんな怖いんだ。知らないうちに恐怖を自分の内に閉じ
こめ、互いを恐怖の目で見る。恐怖が連鎖して、凶行が生まれる」

語った。

ムーアは、「思い起こして見ると、黒人解放のあと、白人は復習を恐れ
て、たんまりと銃を買い込み、鍵がかかった銃だらけの家に閉じこもった」

と歴史をひもとく。

1000万世帯中、700万世帯が銃を所持するカナダでの取材では、
ほとんどの市民が家に鍵をかけていないことを知り、さらに確信を深める。


ここですべてを語りきることは避けるが、とにかくなるほどと思わせる、
ロジカルな展開である。


ただしosamurai、二つだけ、解せないことがあった。ふたつとも、我が
ニッポンとの関連がある。


一つ目は、DVDに特別収録されていたムーアのインタビューのセリフだ。

インタビュアー「ニッポンについて、どう思いますか?」

ムーア「ニッポンには行ったことがないが、古き良きアメリカに似た、良い
国だと思う。ニッポンには、困った人がいたら、みんなで助け合う精神が
まだ残っている。恐怖におののくアメリカとは違う」




違うだろ!ムーア!


この映画を見て強く思ったのが、「ニッポンもおんなじだ」ということだ。
たしかに、ニッポンには銃がない。だから、銃による犠牲者も年間十数人
程度と、1万を超えるアメリカに比べれば、平和と言える。


でも、ニッポンには包丁がある。ナイフがある。サリンがある。

ムーア理論を用いれば、サリン事件も酒鬼薔薇事件もバスジャック事件も、
そして、駿ちゃん殺害事件も、全部説明がつく。

核家族化で近所づきあいは減少し、都市生活においては隣の家族の顔は
見えない。エンターテイメントは、アメリカからの輸入に頼り、青少年は
アメリカ文化に感化されている。

そうした土壌が、アメリカ同様、恐怖をニッポン人の心に植え付け、まさ
に連鎖が起きているのではないか。


もう一つの異論は、映画のなかで「必要以上に殺人事件をニュースやワイド
ショーで取り上げるテレビこそが、アメリカ人の心に恐怖を植え付けている」

と、テレビ批判をしていたムーアに対するものだ。

確かにテレビは、殺人事件をセンセーショナルに報じ、本質を見極める前に
次のセンセーショナルな続報に夢中だ。ムーアは、「じつは銃による年間の
犠牲者数は減少傾向にあるのに、銃による事件を報じる回数は、7倍になって
いる」とする独自のリサーチ結果を紹介した。

そしてムーアは、「テレビは恐怖を利用して数字をつくる行為を繰り返して
いる」
と言い放った。


だがムーアよ。




あなたの映画も恐怖を利用したエンターテイメントじゃないか


と声を大にして言いたい。


少なくともosamuraiは、十分恐怖を植え付けられたよ。。。



それはそれとして。


やっぱり、ニッポンもアメリカと一緒だ。パナウェーブも、スーフリも、
駿ちゃん事件で全部ふっとんだ。そしてニュースもワイドショーも情報
番組も、駿ちゃん事件一色に染まった。


このテレビから流れる恐怖の洪水が、青少年にどんな影響を及ぼしている
のだろうか。。。




2003年09月11日

【寄稿】機動隊とイーシイ

特派員Tから原稿が届いたので、さっそくアップする。特派員Tとは、
osamuraiでも何度か紹介した“イーシイさん”である。イーシイさん、
目覚めると機動隊に囲まれていた事件である。

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はい皆さんこんにちは。特派員Tこと、石井です。

突然ですが皆さん、
朝起きたら機動隊に取り囲まれていた事、ありますか?


僕はあります。


あれは金曜日に千葉方面で友達と遊んだ帰り、首都高速でのこと。


既に明け方近くなっており、睡魔に耐えられなくなった石井は、

芝浦パーキングエリアにて仮眠を取る事にしました。


大抵こういうときは「仮眠」と言いながら、ついついぐっすり眠ってしまうものです。

今回も例に漏れず、かなりの時間、意識が途切れました。




何時間過ぎたあたりでしょうか。


車の窓を、コンコンと叩く音がします。

一般道で眠っていたのであれば、近隣の住民から



「いつまでここに停めているんだ。はやく動いてくれ」



と、どうせ自分の土地でもないくせに人間の小ささが伺えるような

クレームが挙がることもあるのですが、

ここはパーキングエリア。停車してなんぼの場所です。


何か言われたら逆ギレしてやろう、と思って起き上がり

俺を起こすのは誰だ、と窓を見たその先には、


 


機動隊がいました。


 


別に自己紹介をされたわけではありませんが、

皇居周辺でああいうのを見たことがあるから、間違いありません。


とは言え、起きたばかりで思考能力の乏しい石井、

何も考えずに窓を開けたところ、機動隊がヘルメットの内側から

意外と丁寧な口調で、こう言いました。



「お休み中のところすみません。

実は今、ある事件の犯人を捜査中なのですが、

その犯人があなたの車の隣にいます

すみませんが至急、車を移動させてもらえますか?」



 


( ゚Д゚)<・・・犯人?・・・隣にいる?


 


(゚Д゚≡゚Д゚)


 








( ゚Д゚)



 


現状を認識しました。


よく見ると、まわりは機動隊だらけはありませんか。

大半が、テレビで暴動制圧の時に見かけるジュラルミン製の盾を持って

犯人の周りを囲んでいます。


なぜか、ついでに石井も囲まれているのは気のせいですか。


目の前で機動隊に「犯人」と言われると、相当リアルなものを感じます。

そして、石井の車の隣にいるその「犯人」は、メチャメチャこちらを見ています。

車越しとはいえ、死の予感がします。




いやしかし、こういう時に落ち着いてこそ真の"漢"(おとこ)

ビー・クール、俺。

どんな相手であれ、相手が人間である以上は道が残されているものです。

今までそうやって生きてきたじゃないか。


というわけでとりあえず、笑顔を返してみましょう。

ハロー、犯人。(訳: こんにちは、犯人)

 


眉一つ動かしません。

心なしか、死の予感が強まりました。


 


OK。
そっちがそう出るなら、こちらにも考えがある。

これでお前との短いランデブーもおしまいだ。


すぐさま振り返り、話しかけてきた機動隊員に向かって

石井はこう言い放ちました。


 



 「移動します。しますとも。させて下さい。

 いやあ、実に移動したいなあ。


 



そして石井はそのまま、パーキングエリアを抜け出して

彼が何の犯人だったのかも分からぬまま、自宅へと走り抜けたのです。

今日はこれくらいで許してやろう。


 


家に着くと、そこは普段通りの土曜の朝。

生きているってすばらしい。

そんな石井を祝うかのように、

窓の外から、小鳥のさえずりが聞こえます。

おはよう小鳥さん。

隣の家からも、毎朝と同じコンポの音が聞こえます。

お前はいつもうるさいんだよコノヤロウ。





2003年09月10日

【寄稿】大前研一氏が逆切れ裁判!

ジャーナリストのken氏からスクープ記事が届いたのでお届け
する。あの大前研一氏が産業経済新聞社を相手取り提訴した。
いまのところ、どのメディアも報じていない(らしい)。

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有名コンサルタントの大前研一氏と同氏が社長を務める横浜
コンサルティンググループが、産業経済新聞社(産経新聞の
発売元ですね)を損害賠償などで、東京地方裁判所に訴えて
いることが明らかになった…

同氏と横浜コンサルティンググループが産経新聞を訴える少し
前に、大前氏および横浜コンサルティンググループに対して、
ダスキンから7年間で消費税を含め7億円を超えるコンサルタ
ント料が支払われたことを、産経新聞は明らかにしている。

詳しい訴訟の内容を取材していないため断言はできないが、
この記事の内容が訴訟の理由である可能性は高い。

2003年9月10日現在の時点では、Web上でもこの産経新聞の
記事を見ることができる。URLは以下に記したとおりである。
何かいわれると面倒なのでリンクは貼っていない。コピペ
してアクセスしてください。

http://www.sankei.co.jp/news/030624/morning/24na1001.htm

日本の裁判は原則公開で進んでいく。この裁判を傍聴すれば、
あなたもダスキンと大前氏の関係、産経新聞の取材の実情を
知ることができる、かもしれない。(文責・ken)




火星発見!

見よ!月と火星の絶妙なコラボレーションを!約6万年ぶり
に地球に大接近した火星が、月の真下に見えるチャンスを
逃すまいと頑張った成果である。

火星である!マーズである! osamurai事務所のバルコニーでがんばって
撮影した。火星が月の下にはっきりと写っている。ホントに赤い。

この火星、よーく見ると、赤い砂地に黒い模様が帯のように広がっていて、
最下部には南極にあたる白い極冠があるらしい。もちろん、肉眼でそんな
模様は見えなかったが、写真を引き伸ばして見ると、微妙に見える!

それよりもosamurai、久しぶりに見た月に感動した!いつか、あそこから
osamuraiをアップしたい。



2003年09月09日

ボーリング・フォー・コロンバインとニッポン(1)

遅ればせながら、とってもおもしろい映画を観たので、今回は
そのレビューを書く。

マイケル・ムーア監督の最新ドキュメンタリー映画「ボーリング・
フォー・コロンバイン
」を観た。ムーア監督は、たった数十円
でアジアの子供に朝から晩までスニーカーを作らせていたナイキ社
の児童労働の実態を暴いたことで有名だ…

ムーア監督は今回、銃におののくアメリカ社会を、二人の高校生が
銃乱射をしたコロンバイン高校殺人事件や、6歳の子供が6歳の
子供を銃殺した惨劇などをトリガーに冷静に見つめ、その根底に
あるものをユーモアを交えながらドキュメンタリーで追っていく。

何がおもしろいって、ジャーナリズムかくありき!という内容で、
取材手法や多面的な取材のリミックスに引き込まれる。

とくに印象深かったシーンが、あの世界一のスーパーマーケット
であるKマートと、アポなしで戦った場面だ。

ムーア監督は、十数人の高校生が二人の同級生によって殺された
「コロンバイン高校銃乱射事件」の生き残りの被害者と共に、
Kマート本社に乗り込む。被害者は下半身不随になり車椅子生活
を余儀なくされた青年と、何度もの手術を重ねて歩けるようには
なったが、脊髄近くの銃弾は今も体の中に残る青年、二人だ。

車椅子をみんなで担ぎながら本社ロビーの受付に向かう。


「会長に伝えたいことがあるんだ。会長に会わせてくれ」


いきなりムーアはそう口火を切る。

すると青年も「銃の販売を止めたのだから、銃弾の販売もやめて。
今でもぼくの体に残るタマは、Kマートのタマなんだ」
と直談判する。

アポなしだけに、1時間経ってKマート本社広報担当が出てくる
のがやっと。ムーアは「広報じゃなくて、会長に話があるんだ」
とたたみかけると、「会長は1週間ずっと本社にはいない」と
拒否られる。そりゃそうだ。

それでもムーアは、「それなら、銃弾調達担当を呼んで来い。
そして、僕らの前で売らないと約束してくれ」と食い下がるが、
相手にされない。この日は退散だ。


ムーアは考えた。


ムーアと青年は翌日、テレビ局のカメラクルーを大勢引き連れて、
再度、本社に乗り込んだ。テレビ局にすれば
「悲劇のコロンバイン事件の犠牲者がKマート本社に銃弾販売中止の訴え」
と見出しがたつので、喜んでついていく。考えたもんだ。

リテールのKマートにとってテレビ報道によるイメージダウン
ほど怖いものはない。2時間後、なんとKマート本社コミュニ
ケーション担当副社長が、会長のメッセージを携えてムーアと
青年、そしてカメラクルーの前に登場。


「我々はすでに銃の販売を中止しています。昨日のムーア氏と青年
たちの訪問、そして提案に対し、我々は1週間以内に回答をする
と答えました。即日、メッセージは会長にも伝えました。そして
我々は、今後段階的に銃弾の販売を中止する決定をしました。90
日以内に作業を完了させ、90日後には全米のKマートから全て
の銃弾を撤去します」


すっかりドキュメントの一視聴者である自分は、素直に「すげー」
と感動。テレビのなかで、ムーアも興奮しながらカメラクルーの質問
に答えていた。


かといえば、銃規制に一環して反対の立場をとるNRA(全米ライ
フル協会)会長であるチャールトン・へストンの自宅に直撃取材。
なんとインターホン越しに翌朝の取材許可を得てしまう。

へストンは、コロンバイン高校銃乱射事件の直後に、現場近くの
デンバーで銃の展示会と集会を強行し、「私から銃を取り上げる
なら私を殺せ」
とスピーチした。

ムーアは挨拶もそこそこに「被害者感情を考えればやるべきじゃ
なかった。なぜやったんだ」
と突っ込む。ヘストンは「直前まで
知らなかった」
とボケる。さらにムーアは「なぜアメリカはこんな
に銃による惨劇が多いの?」
と続ける。明らかに動揺と激昂が入り
混じったヘストンは「人種が多様だからだ」と口を滑らせる。

NRAは、もともと銃による白人の権利を堅持するためのロビー団体。
カネにモノを言わせて人種差別的な活動を公然と続ける同団体会長に
「人種」と言わせただけで、してやったりだ。

ストーリーにはめない行き当たりばったり風の構成も、おもしろい。まさ
に取材成果のリミックス。NRAの集会などで銃社会の実状を示し、正義
という名の戦争を繰り返してきたアメリカ政権、そして9・11の報復と、
武器そのものへの依存をいやというほど見せたあとで、「腐ったアメリカの
諸悪の根元は銃社会だから?」
と仮説をたてる。

ならばと、銃による年間犠牲者がアメリカの100分の1程度である、
お隣カナダに直撃取材。「カナダは1000万世帯中700万世帯が銃を
所持している」
という警察署長のコメントに唖然としてみせる。

さらに、バーやカフェでの街頭インタビューで、ほとんどの市民がドアの
鍵を開けっぱなしにしている事実を知り、またまた唖然。「じゃあ悪いのは
何?」
という具合に映画は進んでいくのである…(第2回目に続く)





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